あけましておめでとうございます。
昨年は元号も令和に変わり、今年はいよいよ2020年に突入、時代の変遷の速さに拍車がかかったようなそんな気もしますが、シャングリラも10周年という節目の年を迎えることになります。これと言った目標があるわけでもなく、スタジオがなんとか存続できたら、くらいの気持ちでスタートさせた弊社ですが、スタジオを持ったことにより様々な出会いやきっかけとめぐり合うことができ、いかなる要望においても最善の対応を心がけて10年やって参りました。それもひとえにお仕事をご一緒させていただいている皆様のおかげと、感謝が止むことがありません。
この10年で弊社が培ってきたノウハウやブレーンは何にも代え難い財産です。この数年のメディアの発展を目の当たりにしていると、この先音楽業界がどのように変わっていくのか想像もつきませんが、これまで通り、何事にも全力で挑みたいと思っています。これからもシャングリラをどうぞよろしくお願いいたします。
宮野幸子
かなり遅刻気味ですが、明けましておめでとうございます。本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ありがたいことにこの数年、弊社も通常業務がなかなか忙しく、こういったご挨拶も後手後手になってしまっておりますが、メンバー全員、変わらず日々過ごしておりますことを報告させていただきます。
昨年のご挨拶で、オーケストラの需要が増えている旨を書かせていただいたのですが、その後もオーケストラの活躍の機会がますます増えている印象、また、従来のクラシックのスタイルにとどまらず、バンドや特殊楽器と共演するようなコンサートや録音も次々に企画されているように思います。より良い音楽を残して行くことに最大のモチベーションを持ちつつ、引き続き、音楽制作の現場に少しでも貢献できるよう精進して行きたいと思っています。
シャングリラも来年が10周年、創設メンバーも徐々に高齢化が進んでいる中、新しいスタッフも加わり、世代間ギャップを前向きに受け止めつつ切磋琢磨して行けるよう、頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
2019年1月17日 宮野幸子
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
こちらでのご挨拶も前回は一昨年の暮れでしたので1年強振り、忙しさに感けてすっかり年イチの行事化していて申し訳ありません。この数年で、音楽媒体やSNSのあり方などが大きく変化し、音楽の楽しみ方も多様化しているように感じます。
オーケストラ音楽もゲームやアニメを通じてより身近になり、録音コーディネイトが中心業務の弊社でも、コンサートに携わる機会が増えてきました。
シャングリラも今年で8周年になりますが、変わらず音楽の仕事に携わっていられることに感謝しつつ、いかなる状況にも柔軟且つ前向きに対応していけるよう、会社としての体力をつけ、益々精進したいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年元旦 宮野幸子
毎回忘れた頃の更新になってしまいまして申し訳ありません。
あっと言う間に今年も残り1週間余となってしまいました。
シャングリラでは、毎年この時期にみなさまへの感謝の気持ちと我々の生存報告(?)を兼ねましてクリスマスカードの写真撮影をするのが恒例化しているのですが、弊社の立ち上げメンバーが変わらず頑張り続けていること、多少入れ替わりつつも一緒に働くスタッフがいてくれることを感慨深く、また新たな年に向け、心機一転して業務に励む所存でございます。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2016年12月22日 宮野幸子
久々のご挨拶になってしまいました。
シャングリラも今月で設立から丸6年、みなさんのお陰でどうにか営業を続けております。
4月から放送中のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の音楽制作にシャングリラが参加させていただいておりまして、毎朝ドラマと共に流れる音楽を聴きながら、このような仕事を続けられることに感謝する日々を過ごしております。
さて、前回ご挨拶をさせていただいたのが昨年の7月なので、10ヶ月近くこちらを放置してしまいましたが、その間、いくつか変化がありましたのでご報告させていただきます。
昨年11月末、ブッキングの窓口を4年半勤めた篠原芙美が退職いたしまして、後任を宮野純子が担当させていただいております。担当者の交代におきましては皆様に何かとご迷惑をおかけすることもあったと存じますが、おかげさまで後任もようやく仕事に慣れてきたようで、みなさまのお力添えに大変感謝しております。
そして、この4月でコーディネートを担当しておりました戸澤亜沙香も退職することになりました。相次ぐ女性陣の退職により、会社的に若干女子力が低下してる感が否めませんが、その穴を埋めるべく、これまで以上のおもてなしができるようスタッフ一同、心がけて参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
2016年5月 宮野幸子
本年も大変お世話になりました。
ご報告ですが、弊社ブッキング部門立ち上げ時より4年半に渡り窓口を担当して参りました篠原芙美が11月末日付けで退職し、12月から宮野純子が担当させていただいております。引き継ぎにあたり何かとご迷惑及びお手数をおかけいたしますが、何卒ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。今後ともシャングリラスタジオをどうぞよろしくお願いいたします。
2010年5月、我々株式会社シャングリラは地味に発足しまして、今年で丸5年が経過いたしました。
設立当初は果たして我々がスタジオを維持しつつ会社という形態でやって行けるのかどうか、全てが手探り状態で、誰も5年後を想像できませんでしたが、スタジオに来てくださる方々やお仕事をご一緒させていいただいている皆様のお陰で、5年経った今も、こうして続けることができていることに心より感謝いたしますとともに、これからもシャングリラをどうぞよろしくお願い申し上げます。
先日、その5周年を祝してシャングリラのメンバーで「社員旅行」をしようということになり、那須方面に出かけてまいりました。
現地の美味しい食事をいただき・・・①
大自然やパワースポットを訪ね・・・②
動物たちと触れ合ったり・・・③
スポーツ(!?)に興じたり・・・④
と盛りだくさんな計画を立て、メンバーが交代で車を運転し、夜は大部屋で雑魚寝状態のつましい旅行ではありましたが、仕事仲間として普段とは違った時間を共有することで、絆を深め、更に議論を戦わせながら、またこれからも共に努力して行こうという新たな気持ちを持つ事ができたのではないかと思っています。
また何年後になるかは分かりませんが、何かの節目の年には同じメンバーで、若しくは新しい仲間が増えた状態でこんな旅行ができるよう、日々の仕事に精進したいと思います。
① 食事
② 大自然&パワスポ
③ 動物
④ スポーツ
集合写真
5周年お祝いケーキ
新年のご挨拶をしなければ、と思いつつも早3月。
さすがに「あけまして〜」には遅すぎですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
シャングリラは1月2月と録音のプロジェクトが集中し、忙しい日々を過ごしておりました。
一昨年より始動したホール録音を含むオーケストラ録音のシステムも、徐々に周囲の方々に認知していただけるようになり、またそれに伴ってシャングリラが制作をまるごとお引き受けする機会も少しずつ増え、そのおかげで、やってみなければ気付かなかった問題を解決していくプロセスを積み重ねて、結果的にスタッフ各々が貴重な経験値を得ることになっているのではないかと思います。
「良い音」を録音するためには、ミュージシャンに気持ちよく演奏してもらうことが必須条件ですが、これは当たり前なことのようで、実はとても難しいことです。
初見でミスのない演奏をしなければならない録音では、ミュージシャンは極度の緊張感と集中力を持って臨むので、我々はできる限りストレスの無い環境作りをしなければなりませんし、またその仕事量に見合った還元ができなければ、なかなか次の機会につなげることができないので、ミュージシャンが感じた「ストレス」をその都度検討し解消することも、我々にとっての重要課題です。
いかなるケースにおいても、条件を決してマイナスに捉えずに取り組んで結果を残していけるよう、スタッフ一同、精進して参りたいと思います。
今年は5月でシャングリラ創立5周年になります。
5年間で得たものを大切に、これからも良い音楽に携わって行きたいと思います。
今年もあっと言う間に師走となってしまいました。
昨年から導入したホール録音システムは今年も様々なプロジェクトに於いて活用させていただく機会を得て、少しずつではありますが、着実にクオリティが向上していることを実感しています。
そんな中、先日、ゴッドイーター2の最新作(最初のホール録音のきっかけになったゲーム作品でもあります)レイジバーストの音楽録音のために北京に行ってまいりました。
北京の音楽チームとは、今から遡ることおよそ10年、既になんとなく集結していたシャングリラのメンバーが携わっていた作曲家梅林茂氏のプロジェクトで中国映画「Lovers」の音楽を担当し、それをきっかけに交流が始まり、梅林氏をはじめ、蓜島邦明氏の劇伴録音などを行ってきました。
お隣とは言え全く言葉も通じない異文化の国、しかしながら、日本人には無い、エネルギッシュでタフで大らかな国民性がみなぎるレコーディングは大変魅力的で、その後何度もオーケストラや合唱などの録音のために渡航を重ねました。
今回作曲家の椎名豪さんのリクエストもあり、オーケストラはEKSマスターズなどの演奏で国内録音、混声合唱と中国固有の楽器の録音は北京で、ということになり、久々に北京のスタッフ、李岳松(リ・イエソン)さんと連絡を取り合い、早速手配をしてもらいました。
さてこの李岳松さん、日本で言うところの「エンジニア」なのですが、ミュージシャンの選定からブッキング(いわゆるインペクですね)、更には卓をいじりながらスコアを見てディレクション(作編曲家や指揮者並みの読譜力があるのです)までしてしまうという、我々シャングリラのメンバーが総出でやっている作業を、なんと全てひとりでこなしているスーパーマンです。
録音は大変順調に運び、合唱は、男声は非常にアタックの強い声でゲームのバトル曲を更にパワフルに盛り上げ、女声は明るく美しい声で音楽に神秘的な彩りを添えてくれました。
中国固有の楽器では、まず笛子(ディーズー)という横笛、哨吶(ソナー)というチャルメラのような楽器、箜篌(ゴンホー)という中国のハープ、二胡、それから中国の太鼓、それぞれの活躍中の奏者が駆けつけて素晴らしい演奏を披露してくれました。
その太鼓奏者として来てくれた王帥(ワン・シュアイ)さんは前出の「Lovers」で、現地の撮影での演奏者のひとりだったのですが、日本への留学経験があることから日本語が話せるため、我々が北京スタッフとの交流を深めることができたキーパーソンでもあり、久々の再会を喜びつつ、大変和やかな雰囲気のうちに録音を終えました。
李さんには、スタジオの紹介など快く承諾してもらい、シャングリラとしてはまたひとつの大きな可能性を得たと実感しています。
そうして彼らの尽力のもと、日中競演も果たしたゴッドイーター2レイジバーストは、また更に素晴らしいトラックに仕上がったのではないかと思っています。
来年2月19日発売とのことですので、お楽しみに。
2014年12月 宮野幸子
① 食事
Pro Tools|HDX導入
シャングリラではこの度[Pro Tools |HDX] 2セット導入致しました。機能的で安定した録音環境の提供と制作を目指して参ります。ホール等の出張録音でも、昨年導入のCUE BOXシステムと合わせてご利用頂き、皆様に大いに役立ってくれる事を期待しています。
昨今、映画や、ドラマ等の劇伴音楽制作では、特にステムミックスの需要が高まっており、作業時間の短縮化を考えSTEREOやSURROUNDでのMIXがとても複雑になって来ています。加えてハイレゾ(ハイビット、ハイサンプリング)音源制作の対応も求められ、扱うファイルのサイズも大きくなっています。
大きく優れたプロジェクトをミキシング
HD Accelの最大5倍のパワーを持つのHDXカードを複数使用すれば、大幅に伸びた自動遅延補正でプラグインを処理、最大768ボイスの大規模で複雑なミックスをも扱う事が可能です。
Pro Tools HD 11の使用において[Satellite Link] の機能を使い複数のPro Tools|HDシステムを同期コントロールしてお使い頂けます。
例えばスタジオシャングリラの場合、サラウンドモニターにPMC IB1sを使用。1台目のPro ToolsでMIXを再生し、SSL4000G+コンソールでサミング。同期した2台目のPro Toolsに一度に最大8種類の5.1chステムミックスを録音するプランも可能になりました。
他にもRAMでキャッシュされる録音/再生や、ネーティブ環境でのオフラインバウンス機能の使用など、新しい作業形態をご利用頂けます。
スタジオのご使用、出張録音のご相談などスタッフ一同心よりお待ち申し上げます。
[Pro Tools|HDX](http://www.avid.com/JP/products/Pro-Tools-HDX)
2014年4月(株)シャングリラ 沖津徹
シャングリラでは、様々な環境や条件に応じてベストな音楽を提供できるよう、日々試行錯誤を繰り返しています。
特に国内では、大編成のオーケストラを録音する環境作りが難しく、少ない編成で録り方を工夫するか、海外に録音をしに行くのが主流になっていました。
しかしながら、国内で録音ができるに越したことはないのだし、むしろ高い技術を持つ日本人演奏家とコミュニケーションを取りながら録音できたら、よりクオリティの高いものを目指せるのではないだろうか、との思いから、「録音=スタジオ」という概念を捨て,まずはホールのリサーチから始め、テクニカルな部分やバジェット面など、あらゆる方面からベストな方法を模索してみました。
テクニカル面においては、ヘッドフォンを使ってStereo+Mono4ch、合計6chのモニタリングが可能な50人分のキューシステムを導入したことにより、録音機材のないホールや多目的スペースでのモニタリングが可能になり、音楽ホールの豊かな残響の中での録音プランが立てられるようになりました。
また、ホールでの録音にあたり、我々旧知のヴィオラ奏者、榎戸崇浩氏にお願いして、コンサートマスター小森谷巧氏を中心に、日頃からホールでの演奏に慣れている国内主要オーケストラの主席を勤める面々を筆頭に固めた、ホール録音に特化したスペシャルなオーケストラメンバーの協力を得ることができました
そして、去る6月20日、バンダイナムコ社の新作ゲーム「GOD EATER2」(音楽:椎名豪)の音楽録音として、そのシステムを実際に稼働させることができました。
その日、収録されたサウンドは、我々にとっての新たな一歩として、これまでの試行錯誤が、形のあるものとして実を結んだような手応えを感じるものになったと思います。
「GOD EATER2」完成の折には、その音楽を堪能できますので、お楽しみに。
2013年 7月(株)シャングリラ 代表 宮野 幸子